【アルバム】
ウクレレの4弦、それには4千を越える音がある。これがウクレレ・サミットのレッスンだ。 ウクレレというのはとても簡単な楽器で、昔の友達の声みたいな懐かしさと心地よさを覚える。軽く弾いても、素晴らしいミュージシャンのマジックでも、心の奥底から感情表現ができる。基本的に音はルーツからあまり離れない。性格が良くて、好かれて、ピュアなフィーリング、そしてハワイアン・スピリットにあふれている。これはレゲエ・ミュージックにもいえることではないだろうか。特にハワイの人々にも受け入れられたボブ・マーリー。だから私達はハワイで彼の曲を録りにきた。それも最もハワイ的な楽器を使って・・・・・・これはパーフェクトな結婚だ。 6人のアーティストがそれぞれのやり方で参加した。ジョイ、ウクレレマスター、ロイ・サクマのスタジオから出てきた4人の女性は4つのウクレレをストラムし、若々しいハワイのイノセンスとチャーミングさを全面にだしている。カウア・クレーター・ボーイズは相変わらずベテランらしく、大きいスタジオでリラックスしてパーフェクトなハーモニーを披露した。でもトロイはソロでウクレレを弾く場面になると、猛烈にその腕を発揮した。いくつかの楽器を弾くダニエル・ホーは自分でプロデュースしてリズムトラックを作り、その上に彼独特のクリーンで美しいウクレレのメロディをのせた。ハ イナはハワイ・スタイルのレゲエ、ジャワイアン・スタイルを、脈を打つようなウクレレのスキャンクとトレイシーのリバーブがかかっているウクレレ・ソロで演出している。ウケトピアはオアフを一望する山の上のスタジオで、生の楽器を使い、ライブ録った。彼らはレゲエにおいて重要なベースのように、新しいウクレレのメロディラインをアレンジメントのもとにした。最後にレジェンドのライル・リッツはしゃがんで、愛を込めてソロ・ウクレレを弾いた。ジャズ・テイストの『ワン・ラブ』のウクレレパートを録ったあと、パーフェクトなベースを一発で録った。『REDEMPTION SONG』ではボブ・マーリーのギターを思わせるまっすぐでナチュラルなプレーと、素晴らしいフォークの強さを反響させている。そしてここではライルのウクレレは、気の効いたバックグラウンドの音が聴こえてくる。 なんて素晴らしい旅なんだろう。一緒に来てくれてありがとう。 Mark Cass Producer |